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 ゲーム業界を取材し続けるジャーナリストであり、TVディレクター、橘寛基がお送りするコラム&ニュース。独自の切り口で最新ソフトや業界の動向、注目のゲームクリエイターなど、現場の取材からゲームの今を伝える。

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2005.01.18
▼ 第41回 2005年の注目ソフト動向

 「ドラクエ[」「メタルギア3」「GT4」などなど、昨年末は話題のソフトが出まくったといってよい状況。そして年明け早々に、「バイオハザード4」(1月27日)や「真・三國無双4」(2月24日)も控えており、まさにこの年末年始は大作シリーズ物の当たり年。
 そんな中、誰もが注目するのは「ファイナルファンタジー]U」(以下FF12)の動向である。現在、発売元スクウェア・エニックス(スクエニ)の今期中の発売予定に入っておらず、早くても今年4月以降の発売ということになる。

▼FF]Uはいつ?

 一度発売時期を2004年夏と発表しておきながら、ここまで開発が長期化しているのは、完成に近づいたものをいろいろと作り直している可能性が高い。大幅な作り直しをしているか、かなり開発が難航しているということであろう。
 スクエニ的には今年は「キングダムハーツU」も予定しているし、社内ではFF13も既に進んでいるはず。理想的なのは夏にFF12が出て、秋に13を発表、年末にキングダムハーツUというスケジュールだろうが、まるで新しい情報が出てこない。果たしてすんなりと出て来るのだろうか、もうひと波乱あってもおかしくない。

▼ プレステに帰ってくるバイオハザード
バイオハザード4 プロデューサー 小林裕幸氏。シリーズは今後も続けていく予定という
バイオハザード4 プロデューサー 小林裕幸氏。シリーズは今後も続けていく予定という

 次に今年のトピックとしては、バイオハザードがプレイステーションに帰ってくること。
 2002年11月の「バイオハザード0」以来、バイオハザード本編(ナンバーがつくもので、アウトブレイクなどは含まない)はキューブ専用ソフトとして開発されてきた。1月に発売される「バイオハザード4」も、当然その予定であった。
 ところがカプコンはその方針を覆し、「4」をプレステ2に移植すると発表した。しかし、その移植作業は楽ではないようで、今年末の発売予定。つまり、今月キューブ版が発売され、年末にプレステ2版が出るというスケジュールなのだ。
 こういったハードとソフトの問題、発売元の戦略やメーカー間の力関係、クリエイターのこだわりなど、様々な要素が介在し簡単でないのは理解できる。だがこういう事でユーザーが離れ、ブランド自体が消耗することになれば、結局損するのは作り手サイドなのである。
 もともとバイオハザードシリーズはプレイステーションでブレイクしたタイトルであり、プレステ用の「3」までは国内ミリオンを楽に達成していた。それがキューブ専用の「0」になって、40万程度にまで落ち込んだという背景もある。ハードをプレステに戻してユーザーが帰ってくるのか、気になるところだ。

▼ 新ブランドに注目
音と光の電飾パズルゲーム ルミネス

音と光の電飾パズルゲーム ルミネス
「音と光の電飾パズルゲーム ルミネス」
(C)Q ENTERTAINMENT (C)BANDAI 2004
※PSP画面はハメ込み合成

桜井政博氏(左)「メテオス」開発で正月返上だった模様、ちなみに右はモンスターハンターのプロデューサー田中剛氏(カプコン)
桜井政博氏(左)「メテオス」開発で正月返上だった模様、ちなみに右はモンスターハンターのプロデューサー田中剛氏(カプコン)

 もうひとつ今年注目しているのは、大手の会社から独立したゲームクリエイター達。出来たばかりの新しい開発会社の作品が、今年は続々と世に出てくるはずである。
 既に昨年末、セガを退職した水口哲也氏の会社、キューエンタテインメントが開発し、バンダイから発売されたのが「ルミネス」(PSP用)。今年はそのキューの第二段「メテオス」(2月24日発売予定・ニンテンドーDS用)が予定されており、このゲームデザインはハル研究所を退職した桜井政博氏が担当している。かなり楽しみな作品。
 バンダイは今後キューの作品を、「qb(クエストビート)」という新レーベルで展開していく予定。誰でも簡単に遊べる新しいゲームソフトを開発し、新たなゲームファン層を創造していくことがブランドコンセプトだという。

 一方、FFの生みの親として知られる坂口博信氏が設立した会社、ミストウォーカーにもたくさんのスタッフが集まっている。作品の登場はまだ先であろうが、近くなんらかの発表があることは間違いない。次世代ハードの発表が予定されている5月のE3あたりに、何かあるのではと睨んでいる。
 そしてカプコンを退職して以来、沈黙を守っている船水紀孝氏も気になる存在。彼ら力のあるクリエイターが世の話題となるような作品を作り、新たな名作ブランドを生み出してくれることを期待している。 《関連記事

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